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「シンクロニシティ(直×大)」
4:シンクロ二シティ

4-4 ※R-18

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*こちらはR-18ページです。
*ご理解ある方のみお進み下さい。





「あ……っ。なお……きっ」

直希の腕の中で、大河が身悶えながらその名を呼ぶ。
それに応えるように直希は、薄いその唇に自分の唇を重ね、舌を絡ませ、吸い上げる。

大河への想いに気がついたのは、6年近く前。
出逢って間もなく、気付いた感情。
彼を想って初めて自分の手を汚した日は、愕然とした。
しかし、最初は感じた罪悪感も、そのうち感じなくなって。
何度も何度も、頭の中で、その人を犯した。

そしたら今度は、頭の中だけじゃ物足りなくなって。
彼の体を誰かが汚すと考えるだけで、どす黒い感情が渦巻いて。
彼が彼女と会うと言って帰っていく日は、自分も訪れたことのある彼のあの部屋で2人は肌を重ねるのだろうかと下世話なことを思い、それだけで食事の味がしなくなった。
そんな、身勝手な嫉妬と独占欲は、膨れ上がるばかりで。
大河の心の隙間を利用して、するりとその心に入り込もうとしたのは4ヶ月前。
まさかあのとき、彼も自分を想ってくれたなんて想像してなかった。
だから周囲を牽制し、彼を取り巻く"可能性"を全て潰そうと、あからさまな言動を繰り返した。それで沸き起こる周囲の疑念は、自分にはとても都合が良かった。
自分たちの関係が怪しまれていたのは、自分の行動が原因だ。そう、自分は確信犯だった。

そんな風にして始まった自分たちだから、大河の想いを知って恋人同士と呼べる関係になっても、直希は自分ばかりが夢中なのだと思い込んでいた。
相手を恋しがるのは、自分だけなのだと。
でも全てが思い込みだと知り。彼の想いを知って―――
自ら"会いたい"と願って来てくれるほど、彼も自分のことを恋しがってくれていた。自分の方が我慢は利かないとはいえ、意外と淡白な上に仕事となれば潔く割り切れるはずの大河が、無意識に行動をしてしまうぐらいには、彼は自分のことをたくさん考えてくれている。
今日の事実さえあれば、たとえ明日からまた淡白な大河に戻ろうと、直希は自信が持てる気がした。

「や……。はぁっ。……ぁっ」
「見せて、大河」

直希は、片腕で顔を隠そうとする大河の腕を、そっと取った。

「俺で気持ちよくなってる大河の顔、もっとよく見せて?」

そう言って、大河のナカに挿入したままの自身を、さらに奥へとつきたてるように腰を入れる。
大河はたまらず顎をあげ、その喉元を無防備に晒した。
頬を赤らめ、目を潤ませ、自分の刺激に感じてくれている大河が愛おしくて。
この人が、自分を求めて新幹線に飛び乗ってきてくれたのだと、何度も何度も考えては、その度に直希の心が満たされていく。

大河が欲しい。
すべてが。
彼の頭のてっぺんから爪先まで。
愛おしくてしょうがない。

「やぁっ…はぁっ、…あぁっ」

背中を仰け反らせた大河が、直希の首元にしがみ付く。
細くしなやかなその体が、直希を求めて震える。
直希の腕の中で、直希の熱を受け入れて、感じて、揺さぶられて、乱れる。
それが直希を、更なる快感や興奮へと導く。

「大河、ちょっといい?」

直希はそう言って、肩にかけていた大河の片足を下ろし、その体を少し捻った。
そしてもっと大河の奥へと、激しく腰を動かす。

「んん…っ。…くっ。はぁっ。あっ」

大河がさらに身をよじり胸から上だけうつ伏せになると、シーツを掴んだ。直希がその手に自分の手を重ねて指を絡ませれば、縋るように握り返してくる。
直希は大河の腰に手を入れて腰から下もうつ伏せにしようとしたが、そのはずみで直希の自身が勢いよく引き抜かれ、大河が仰け反りながら甘い声を上げた。

「ごめん、大丈夫?」

その声に煽られながらも、一気に大河の体を綺麗に反転させて、肩を抱きながら背後から覗き込めば、

「なおき……」

直希を振り返った彼が、縋るように、うわごとのように自分の名を呟く。

「ん…ここに居るよ」

その唇に優しくキスをすれば、安心したように腕を掴んでくる仕草がたまらない。
直希はその腰に腕を回して上げさせると、再び自身を一気に挿入した。

「はぁっ。あっ。あぁアッ」

激しく抽送を繰り返す直希の動きに合わせ、大河の体がガクガクと揺れる。
直希は大河に覆いかぶさるように背中から抱きこみ、もう片方の手で掴んだ大河の自身を扱き上げながら、更にスピードを上げて揺さぶった。
同時に、繋がる音も大きくなって、2人を頂点へと追い上げていく。

「やっ…あっ…なおき……ぁっ…ん」
「…大河、っ…あ、」

直希が大きく腰をグラインドさせ、大河のナカにありったけの想いをそそぐ。
同時に大河が、直希の手の中で果てた。
そのまま崩れ落ちるようにシーツに沈む大河に直希は覆いかぶさり、繋がったまま抱き合って。

「はぁ…大河、大丈夫?」
「…うん」
「好きだよ」
「うん。俺もや」

そして、またキス。
そのまま、熱い舌を絡ませ合った。

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