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「痴話喧嘩(直×大)」
4:無自覚と×××

痴話喧嘩 4-2 ※R-18

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*こちらはR-18ページです。
*ご理解ある方のみお進み下さい。





部屋に入り、リビングに荷物を放ってエアコンをつけている直希を見ながら、大河はキッチンの冷蔵庫を開ける。店内も車内も暖房で乾燥していたせいか、何となく喉が渇いていて。

「直希、このペットボトルもらっても……」

500mlのミネラルウォーターを手に振り返った瞬間、

「……あっ」

水を奪われた直希に腰を抱かれて、また唇を塞がれた。

「んぅっ…」
「大河……」

直希に頭と腰をガッチリ抱き込まれ、上手く身動きがとれない。

「……み、水…」

角度を変えられるタイミングでそう訴えれば、

「ん?ああ、水?」

唇を離した直希が、体は密着したまま、シンクに置いたペットボトルのふたを開けて、自らゴクゴクと飲み始めてしまった。

「いやいや、俺が飲みたいんやってっ」

大河が必死で抗議すれば、

「わかってるって」

ニコっと笑った直希が、片手を大河の腰に戻しながらまた水を口に含んで、

「だから俺が―――んんっ!」

そのまま大河の唇を塞いだ。
直希の口から、冷たい水が流れ入ってくる。驚いていれば口から溢れ出しそうで、大河も必死でそれを飲み込んだ。

「もっと飲む?」

少しだけ大河の口の端からこぼれた水を舌で掬った直希が、そのまま唇を啄ばみながら、そう訊ねてくる。もう結構ですとばかりに大河が首を横に振れば、水はまたフタをされて冷蔵庫に戻された。

「じゃあ大河、俺もう我慢できないから、中断しないで」

肉食獣のような眼差しで瞳をキラリと光らせて、直希が大河を抱き込んで唇を塞ぐ。
やがて直希の手が、大河のコートをかい潜って優しく背中を撫で上げる頃には、大河もまた自ら彼の首に腕を回して応えていた。

「ふ、ぅ…っ、ぁ、う、んッ、…んッ」
「……っ、は、たいが…」

激しく口内を貪りながら、手つきも激しい直希は、相当余裕が無い。でも、まだエアコンが効いていない部屋ではその体温が温かくて大河も自ら体を寄せれば、一層激しく体をまさぐられ、唇も首元へ移動して食らいつかれていく。痕が残らないようにと気遣ってはくれているようだが、その代わりに舌で舐められる感触が、くすぐったくて。
気が付けば大河はシンクの上に乗せられていたが……気付いたときには、当然遅かった。

「直希、ちょっ……アホッ」

大河を座らせた途端にベルトとジーパンのチャックを下ろしていく直希を、大河が必死で抑えるも、

「無理。"ここ"が限界」

抵抗するその手は止められて、反論するその口はキスで塞がれて。そのまま、掴まれていた手首をぐっと強引に、直希の下半身へと導かれる。

「……ッ!!」
「…ね?」

触れさせられた直希のそこは―――ジーパン越しにも分かるほど、大きく硬くなっていた。

直希にとって、ここまで耐えたのだって奇跡だった。会場の外での大河の発言でだいぶキていた分、仕事を終えて店に入った瞬間、男たちに群がられている恋人の手を引いて帰りたい気持ちでいっぱいだったのだ。
それでも大野の配慮もあって大河の隣をゲットしたので何とか常識的な時間は過ごせていたが、不意打ちで可愛らしい仕草をされて我慢は効かなくなり、店を連れ出した。正直、あの時点でだいぶヤバかった。
そして車内で必死で理性と堪えながら大河との仲直りを試みて。意外にもあっさり仲直りできたものだからと、調子に乗って甘い行動をとったのがまずかった。車内で襲い掛かりそうになる自分を叱咤して、ラブホでも見つけようものなら入ってしまおうかとすら考える衝動も堪えて、無心にマンションまで車を走らせていた。着いた瞬間に駐車場でキスを仕掛けてしまったのは、ほぼ本能だ。

「む…無理やって。こ、ここは、そんなことするところやないって…」
「でも、寝室はまだ寒いし、シーツだって冷たい。ソファは、ちょっと俺の私物が乗っかってるし」
「だ、だからって……」
「そんな蕩けた顔で言われても説得力ないっていうか、めちゃくちゃそそるだけっていうか……もしかしてわざとやってる?」
「わ…わざとなわけ、な、あぁッ!!」

いつの間にか大河の足の間に伸びてきていた手が、大河の中心をきゅっと握る。
唇から漏れる、甘ったるい声……それにまた微笑んだ直希は、大河の耳元に唇を寄せ、

「ね。マジでもう限界。……いいよね?」

今更やめてやる気なんてサラサラないが、いちおうマナーとしてそう訊ねれば、

「~~~っ明日殴ったるからなっ!!」

大河が、噛み付くみたいなキスを、直希の唇に落とした。
自ら少しだけ脚を開いた大河が直希の体を滑り込ませてやれば、下着の中で大河自身を掴む手の力が器用に動き出して。

「んっ…んんっ……ぁっ」

快感を訴えるように脚が動けば、直希のその手は激しさを増す。
寒いから気遣ってくれているのか、服は一切脱がすことなく、空いた手が大河のインナーの中から入ってきて。手探りで少しずつ上に上がってきた手が胸の突起に辿り着いて、摘まんだり撫でたりしてくる。
激しいけれど、優しくて、的確で。まるで壊れ物を扱うようなその手つきに、大河は不覚にも胸がときめいた。
直希はいつもそうだ。どんなに自分の欲望が高ぶっていても、大河の体に触れるその指先はひどく優しい。そんなふうに優しくされるから、大河はいつだって、何をされても本気で直希の行為を拒めないのだ。そしていつの間にか自分も夢中になっていく。
だから自分も、直希のそこに手を伸ばそうとしたが、

「……あ、ちょっとっ」

手をあっさり払われた次の瞬間には、体を屈ませた直希が、大河の下着からさっきまで握っていたモノを出して口に咥えていた。
一気に訪れた濡れた感覚に、大河は力が抜けてすぐに抵抗をやめた。
真っ光りの部屋で、座った状態の自分がされている行為は嫌でも目に付くし、羞恥心と快感の間でどうしていいか分からなくて。

「直希、ホンマにやめっ……あっ!」

必死で理性を保とうと止めようとすれば先端を舌で突かれて、また言葉を止められる。
当然大河はやっぱり途中で抵抗を諦め、片手で口元を抑えて声を抑えることだけはしたものの、もう片方の手は自然に直希の頭へと伸びていて―――
そして、直希の口で放出へと導かれた。

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