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「痴話喧嘩(直×大)」
5:話し合いと持久戦

痴話喧嘩 5-5 ※R-18

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*こちらはR-18ページです。
*ご理解ある方のみお進み下さい。





大河の不意打ちに耐えながら、直希が指3本分までじゅうぶんナカを堪能したところで、ようやく指を引き抜いた。
2回戦はとことんゆっくりということで、大河の体を自分と同じ向きにさせてから、直希も体を横たえたまま、解したそこへ、後ろから自身をゆっくりと埋めていく。
いつもの体勢と違って少しだけ挿れ辛かったものの、根元までしっかりと埋めれば、ゆるゆると動かしていった。

「ん……はぁ…ぁっ」

枕にしがみつきながら刺激を受け取る大河の横顔は、相変わらず鼻が高くて彫りが深い。綺麗な肌と骨格のはっきりとした顔立ちは、確かに"影の正統派イケメン"だが、

―――エッロ…

この状況においてはひたすら色っぽくて、男心をそそってくる材料でしかないと直希は思う。もちろん女性から見たってこの表情はセクシーだしこれすら男前かもしれないが、男のフィルターを通せば、可愛くて綺麗でエロくて。極上のチョコレートだって負けない甘さだ。

「ちゃんとあたってる?気持ちいい?」

あまりしない体位だけに、彼のイイ所にしっかりあたっているかと確認をすれば、何度も頷いて枕をギュッと握る仕草なんて、女だって真似できないんじゃないかと。
だからもっと感じさせてあげたくて、直希は、自分を受け入れるために曲げている大河の片脚の角度をもう少し変えてやった。それからまた一度大きく貫いてやる。

「っ…うぁ!」

背中も喉も反らせて声をあげた大河が、弾みでうっすら目を開けた。
それから顔を向けて、枕を掴んでいた腕も上げて、直希の腕を引いてくる。その意図を察した直希が顔を近づけてやれば、その手は直希の頬に伸び、キスをせがんできた。

「んぅ…」

舌を絡めて呼吸を奪い合っていれば、大河の手が直希の後頭部に回って、髪に指を絡めてくる。そんな仕草がやっぱり甘くてたまらなくて、直希は彼のナカをまた強く刺激してやった。そうすれば大河がまた声をあげて唇を離すから、今度は直希が彼の頭を抑えて唇を塞いで。
キスをして、ナカを刺激して、またキスをして……そんなことを繰り返していけば、スローペースはいつの間にか速度をあげていく。

「そろそろイこうか」
「うん」

お互いにそう確かめ合ってから、直希は大河と繋がったまま、器用に上半身を起こして自分だけ座った状態になった。そしてしっかりと奥まで入れてから、また彼のナカを何度も突いた。

「…っ…はぁっ…あ…」

また枕にしがみ付いた大河が、快感を感じる度にその手に力を込める。曲げた片脚がギュッと角度を増して、気持ち良さからなのかその脚が何度もシーツを蹴るように動く。
やがて、枕を掴んでいた手が大河自身を掴もうとしたのを確認すると、直希はいったん動きを止めて、彼が曲げていた脚を持ち上げて自分の体の反対側へと回した。
大河の脚の間に入りこんだ状態の直希は、その腿を持ち上げて、自分も体勢を整える。要は、いつもの自分たちの体位で。

「あっ……直希…」

顔がしっかり向き合えた瞬間に、安心したように大河が小さく笑う。やっぱり最後はこっちがいいという気持ちが手に取るように分かって、直希も笑った。

「ほら、捕まって」

両腕を自分の首に回させて、大河のそれは、代わりに直希が握ってやって、

「イこうね」
「うん」

改めてそう確認し合い、今度こそ直希は、ラストスパートをかけた。
時間をかけてゆっくりと昇りつめていた熱だったが、最後はやっぱり一瞬で。
しかし今度は同時に、2人はその熱を放出した。



呆気なく訪れた絶頂の後、また抱きしめあってキスをして、余韻に浸る。
熱を放出したばかりのお互いのそれは、直希は大河のナカで、大河は直希の手の中で、まだビクビクと僅かに震えていて。搾り取るように直希が大河の自身を何度か擦り、最後の1滴までその手に受け止めた。大河も大河で、直希がしっかりと出し切るまで待ってやろうと、彼の背中を何度かさすってやった。
お互い全てを出し切って。それでも名残惜しそうにまだ抜けようとしない直希が体を倒してきたから、大河も彼の背中に腕を回して受け止めた。

「はあ……大丈夫?大河」
「ん…大丈夫」
「すっげ気持ちよかった。大河は?」
「うん。俺も、よかったわ」
「やっぱ俺いいでしょ」
「うん。やっぱ直希ええな」

バカみたいな甘い言葉を囁き合って、また笑う。決してそれはただの寝屋での戯言なんかではなく、本心だから、どんなに甘くてもたまにはいいじゃないかと、大河すら思えてしまって。

「もうちょっとこうしてたい。いい?」
「うん。俺も」
「寒いし、また風呂に浸かろうか」
「お湯の無駄使い感ハンパないな」
「たまにはいいんだよ。ついでにまたイチャイチャしたいし」
「バレンタインやし?」
「俺はいつでもそうしたいけどね」
「ホンマ恥ずい男やな」
「大河が照れ屋すぎなんだよ」

すでに顔を赤らめている大河に、直希は笑ってキスをした。いつまで経っても顔を真っ赤にして照れるのは、ある意味、大河の才能だ。

『直希みたいに相棒って存在だったら、こんな風に考えたりしないんだろうけどな』

不意に直希は、舞台後の拓郎の言葉を思い出した。
本当は自分たちとは全く別次元の世界に生きてる奴なんじゃないだろうかと、大河をそんな風に表現した彼が、そう付け足してくれたあの言葉。
直希だって自分が大河の"特別"である自信はあるし、どんな力にも負けないつもりではあるが、大河が直希すら立ち入れないぐらいの世界の住人だったらと思うと、やっぱり不安でもあった。
そうそれは、誰にも分からない大河の思考に対しての、漠然とした不安。
でも……

―――確かにタクの言うとおりかもな…

今こうして大河を見ていれば、素直にそう思えてくる。
だって……

たとえ大河がどんなに別次元の人間であったとしても、彼はあんな風に可愛くやきもちを妬いて不安になってくれる。こんなに大河に夢中な自分のことだって、他の誘惑に負けやしないかと心配してくれる。
たとえどんなにすごいステージをした後でも、腕の中ではいつでも変わらず従順になってくれる。また離れることを寂しく思って、名残惜しい気持ちを共有してくれる。イベントに便乗して、バカみたいな甘い行動を取る自分にも乗っかってくれる。
そうやって全身で、自分のものであると教えてくれる。それが直希の独占欲も嫉妬心も不安も、幸せに変えてくれるのだから。

「大河、今日の舞台もカッコよかったよ」
「へ?アハ、今さら何やねん」
「ん?言ってなかったなって思って」
「最後の挨拶はスベったけどな」
「アハハ。いやいや、あれはあれで面白かったよ」

好きだから不安になる。
離れれば寂しいし、相手が輝けば心配にもなる。
でも、そんなことを言っても仕方がないのだから。
彼がまた不安そうな顔をしたら、たくさん甘やかしてやればいい。
自分の場合もそうしてもらうつもりだ。
直希は、そう心に決めた。

「直希たちのスタンディングオベーションも、なかなかカッコよかったわ。斬新で」
「それは皮肉ですか」
「アハハ。ホンマやって。嬉しかったよ」
「あのプログラムさ、ハルさんがサインくれたよ。だから俺もサインしてやった」
「……何してんねん(^_^;)」


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