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「Beyond Silence(W大)」
5:Beyond Silence

Beyond Silence 5-2 ※R-18

 ←Beyond Silence 5-1 ※R-18 →Beyond Silence Epilogue
*こちらはR-18ページです。
*ご理解ある方のみお進み下さい。





「ん…ぅ―――ぁっ」

先ほどとは比べ物にならない圧迫感を感じたらしき大河が、思わず唇を話して声を上げた。その瞬間、後ろもきゅっと締まって。

「大河、ちょっとだけ我慢、な?」

俺の首にしがみついて体を震わせる大河に、全身を強張らせて苦悶の声を出す大河に、締め付けられた俺も思わず唸りながら、そう言い聞かせる。

「い…いた…いっ」
「だよな?引っ掻いてもいいからな?だからもうちょい、力抜けないか?」
「…うぅ~…無理や」
「でも力抜けば痛みも…」
「史孝さん引っ掻くなんて無理や」
「そっちかよ」

本当に、どこまでも俺を調子に乗らせてくれる奴だ。
そしてどこまでも俺を惚れさせてくれる。
挿れて萎えるどころか、挿れきってもいないのに限界を迎えそうだと思った。
でも、そんなカッコ悪い姿を晒すわけにはいかないから、

「力抜け。ゆっくり深呼吸してみろ」

大河の耳元で囁いて、ペロリと舐め上げる。そうすれば肩を竦めて小さく声を上げた大河から、力が抜けた。
その隙に更に奥へと侵入した俺は、俺に言われた通りに必死で深呼吸を試みる大河の努力もあって、時間はかかったがしっかりと根元まで自分を埋めこむことができた。

「大丈夫か?」

受け入れただけで汗だくになってしまった大河の頭を撫でて、静かに問う。
呼吸を落ち着かせながら大河は小刻みに頷きつつも、

「く、串刺しになった気分や…」

苦笑いしながらあまりにも大河らしい言葉を返してくるから、思わず俺は笑ってしまった。
切羽詰まった状況下でも笑って冗談を言えるその強さは、大河の魅力。そして、

「史孝さんは、大丈夫か?」

相手を気遣うあまりに弱気になるところも、また魅力。
本当に、たまらない。

「大河が良すぎて大丈夫じゃないかもな」
「え…」
「お前のナカ、すっごい気持ちいいよ。誰にも教えるなよ?」

俺だけが知っている、大河の深い部分。俺に絡みついて蠢くそこは、俺だけのものだ。
だからもっともっと、そこに俺を刻み付けたくて、俺を覚えこませたくて、

「そろそろ動いていい?」

大河の呼吸が少し落ち着いたのを確認して、そう問いかける。
すると大河も頷き、また小さく笑ってくれた。

最初は数回ゆっくりと抜き挿しを繰り返してから、次第にスピードを上げていく。
大河のイイところを何度も突いてやれば、その度に大河はたまらず声を上げ、やがて口を手で塞いでしまった。

「ほら、我慢しなくていいから。声、聞かせて」

と、俺が大河の手を掴んで離してやれば、恥ずかしそうに唇を噛みしめてしまう分からず屋。仕方なく俺は大河の唇をキスで緩ませて、閉じることも手で塞ぐこともできないように舌を差し込んだ。

「ん…、あ……んぅ…っ」
「大河…あ…」
「あぁ…や…、あ、あ、…」

ガクガクと揺さぶられながら俺にキスを求め、後ろの刺激に喘ぐ大河は、前もまた、俺の手の中で張り裂けそうなほど硬くなっていた。
そして俺も、限界が近いのを感じる。俺を包んでくれる大河のナカにはもっともっと居たいところだけど、初めてなのに中でイくわけにはいかないから。

「そろそろ、イけそうか?」
「ん…、う、ん」
「俺も。じゃあ…」

と、大河から抜けるためにいったん動きを止めようとしたのだが、

「ま、まって…」

何故か大河が、俺の首にかじりついたままキュッと腕を強めて制してきて。

「史孝さん、こ、このまま……、ぁ、ナカ…に…出してええよ」
「え?」
「このまま、イって…」
「大……あっ…」
「は…あぁ――っ」

気が付けば、俺は大河のナカに欲を吐き出していた。





「ほんっと……トンでもない奴だな…」

ついさっきまで色気を放出させていた恋人のあどけない寝顔を見ながら、俺はボソリと呟いて笑った。
あれから風呂場で、真っ赤になって拒否してくる大河を宥めながら後処理をしてやり、シーツを替えて再びベッドに入ったのは30分前。
照れすぎて疲れたのか、大河は意外にもあっさりと寝付いてしまったが。一方の俺はといえば、最中の大河の言動を思い出す度、どんどん目が冴えてしまう。

俺を受け入れる覚悟をしてくれただけじゃなく、全身で縋ったりキスを強請ったり、挙句の果てに"中に出せ"だなんて。
そこまで俺を想ってくれていた……そう思うだけで、嬉しくて、幸せで、どうしようもなくて。

「今までゴメンな?」

俺のために嫌いな女遊びまでさせて自己嫌悪に陥らせたこと、俺の無言が大河を不安にさせていたことを、改めて詫びる。
そして同時に、もう二度とそんなことはしないと心に誓って。

「ずっと一緒に居ような」

ていうかもう離さない…と、気持ちよさそうに寝息を立てる小さく開いた唇にキスをして、俺も目を閉じた。

朝起きたとき、いったい何て言ってやろう。
やっぱり、"愛してる"…かな。


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