「Engagement(直×大)」
後編:ギブアンドテイク

Engagement 後編-1 ※R-18

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*こちらはR-18ページです。
*ご理解ある方のみお進み下さい。





【後編:ギブアンドテイク】

寝室へ移動しながらも止まない直希からのキスに、大河は必死で応えた。
自分自身久しぶりの、この頭が麻痺するような感覚に、酔いしれて。ベッドになだれ込んでからも、のしかかってくる直希の重みに切ないほどの幸せを感じながら、彼のキスを受けた。
大河が腰に巻いていたタオルはいつの間にか外され、それはそのまま腰の下に敷かれて。あっさりと身包みをはがされた状態の大河と素肌で触れ合いたくて、直希もまた、さっさと上下を脱ぎ捨てた。
久しぶりに触れ合う素肌の感覚に、それだけで2人は幸せで、しばらく抱き合う。

「大河、重くない?」
「ん?大丈夫や」

また少し逞しくなった直希の体は、細身にもかかわらず堅さと重みを感じる。そのバランスの良さからしても、しっかり鍛えている証拠だろう。
そんな彼の体にドキドキするなんて、自分は乙女だろうかと大河は自分で自分にげんなりすることもあるが。しかしこれは直希という恋人への限定の感情だと思えば、それなりに受け入れられるようにはなってきた。

「久しぶりだから、なるべくゆっくりするから」

痛かったら言ってね、と、頬にキスされてまたドキッとするのだから、もう自分もだいぶ救いようが無いと大河は思う。
とはいえ、開き直るような大胆さがないのが自分の性格で、これは一生治らないだろうから、

「う、うん/////」

赤い顔を見られないように軽く逸らしてそう応えれば、それすら見透かした直希が、本当に幸せそうに笑う。

「そういうとこ、めっちゃくちゃ好き」

相変わらずストレートにそんな言葉までつけてきて、大河はさらに顔が熱くなるのを感じた。それをまた、直希が笑って……
そう、自分たちはいつだってエンドレスだ。
だから本当は知っている。
"バカップル"とは、自分たちみたいなことをいうのだろうと。
でもそれに気付いていてもこのままでいいと思えるのは、そんなエンドレスが、たまらなく幸せだからだ。

「好きだよ大河」
「うん。俺もや」

同じ言葉の繰り返しだって、何度言われても飽きないどころか嬉しいし、何度言っても相手は幸せそうに笑ってくれる。
この体だって、逞しくなろうが痩せようがたとえ太ろうが、お互いがお互いでいる限り、そんな変化はきっと何も関係なくて。

「あ……っ」
「気持ちいい?もっと声聞かせて」

初めて抱き合ったときと同じぐらい、いやもしかしたら時を重ねるごとに更に強く、相手の体が欲しくなるし、触れ合えば熱くなる。
直希は大河の中に入りたいし、大河は直希に中に入ってきて欲しいと思う。
奥深いところで、繋がり合いたいと……

「あぁ…っちょっ、なおき…」
「いいよ。1回イきな」
「あ、アカンて。い…一緒に……ぁっ」
「久しぶりだけど1回でダメそう?」
「お前、そういうこと////」
「ごめんごめん。じゃあ、今日は一緒に、ね?」

何度同じやりとりを交わしても、まるで初めてのように興奮して燃えて。
見つめ合う瞳は、こういうときはいつだって、欲望が漲る。
それはまるで獣のようだが、決してそれだけにならないのは、心という、人間の特権があるからなのかもしれない。
互いを想うからこその睦み合いだから、きっと馴れも飽きもマンネリもないのだろう。
愛があれば、それがこうして続いていくのなら、もうバカップルだろうがなんだろうがどうでもいいと。

「力抜いて、大河」
「あっ…はぁっ…ん…」

直希が大河の後孔に中指をゆっくりと差し込めば、大河は首を仰け反らせながら喘いだ。
唾液と先走りで濡らした指は、抵抗することなく大河のナカへと入ったものの、久しぶりすぎて押し出してこようとする。だからそこを馴染ませるように、直希は慎重に指を動かした。
ゆっくりと、しかし的確に奥を刺激しながら掻き回してくる直希の指に、

「んぅ…ふぁっ…ああっ…」

グチグチと粘着質な音が響けば、互いにまた興奮が増していき、それと比例するように、大河のナカは直希の指を呑み込んでいく。
もう1本、もう1本と徐々に指を増やして。3本しっかり入った段階で、直希は掻き回すスピードを上げた。

「あ、んっ、あああっ!」

奥の一点を的確に刺激してやれば、大河の声も上がって。

「気持ちいい?」

顔を近づけてそう問えば、コクンと頷きながら、首に回した腕を引き寄せてくるから。直希は望まれるがままに、その唇を貪った。
遠慮がちに、直希の中心に手を伸ばして掴んでくる大河は、ナカを掻き回される快感に翻弄されながらも、必死で手を動かそうとしてくれる。一方通行の快感だけは嫌だとでもいうかのように。
ならば早く、1つの場所で快感を分け合いたいから、

「そろそろ…いい?」

大河のナカが十分にほぐれたことを確認してから、直希は静かに問いかけた。
するとまた小さく頷いた大河が、

「それ、いい」

ベッドの下からゴムを出そうとした直希の手を、スッと掴んだ。

「え?」
「ええから」
「でも今日は、さすがに…」
「平気や」

病み上がりの体への負担を気遣う直希に、大河は首を横に振って拒否を示してくる。
そして、

「お、お前と…そ、その…」
「ん?」
「ちょ、直接…が、ええ…っていうか//////」
「―――!」
「ちゃんと感じ……うわっ」

言い終わる前に、直希は大河を思い切り抱きしめていた。

「ヤバイ。かわいい。超好き」

3連発でそんな言葉を吐いてから、またぎゅうぎゅうと抱きしめて。

「言葉だけでイきそうになったわ、今」

切羽詰った声で笑いながら言った直希の台詞が、そこそこ本気だろうというのは、自分と密着しあった彼のそこが一度脈打って大きくなったことからも分かって。それだけで大河もまた真っ赤になったのだが。

「愛してる」

チュっと額にくれたキスは、この状況と相反するように優しくて穏やかで。
彼の愛情がたっぷりと感じられれば、大河はすぐに落ち着いた。

「なあ、もうきて」

直希の首に腕を回してそう強請り、大河は自分も限界に近いことを知らせる。すると直希も頷き、体を起こして、体勢を整えた。

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