「パンドラの箱(三角関係)」
8:メビウス・ループ
パンドラの箱 8-1
【8:メビウス・ループ】
日の落ちかけた夜の道を、2人はそれぞれ自分の車を走らせて。
マンションの駐車場に停めた直希が、マンションの入口付近まで歩いて待っていること数分。いつものコインパーキングに車を停めてきた大河が現れた。
「入ってたらええのに」
わざわざ待ってる必要なんてないだろうと、大河が首を傾げる。そんな彼は、またもや手ぶらだ。
「大河、荷物は?」
「荷物?ああ、車に置いてきたけど」
「何で?」
「何でって……」
逆に何でそれを訊くのかと、その顔は物語っていた。
「洗濯するモンがあるでしょ、汗かいたタオルとか服とか。そのまま放置する気?」
「家で洗うよ」
「ウチで洗えばいいじゃん」
「だって乾かんやろ」
「何で?」
「何でって……」
話が行き違っていることに、大河は気づいていない。
だが直希は、そこに鋭く気づいた。
だから大河の腕を掴んで、彼が来た道を一緒に引き返す。
「え、直希?」
「取りに帰ろう。明日には乾くから」
「明日?」
「泊まるだろ?俺が家に誘った時点で気づくでしょ、そこ。メシ食うだけなら、わざわざ家に呼ばないって」
「でも、別に言われてへんし…」
「……え?」
大河の答えに、彼をぐいぐい引っ張っていた直希は、少しだけ歩みを緩めた。振り返れば、不思議そうに自分を見上げる大河がいる。
そうか、と。
そこで直希は思い立った。
今までは、自分が“泊まれ”と誘って連れ込んできたことを。自分たちが、当たり前のように寝泊まりする間柄ではなかったから。
自分は大河の部屋に上がれば平気で泊まっていったが、確かに大河は、自分の部屋に訪れるときは必ず、事が終われば帰ろうとした。それを直希が“泊まれ”と引き止めれば、素直に泊まる。そんなことを繰り返すうちに、いつの頃からか直希は、彼を誘うときは“泊まれ”という言葉も付け足すようになった。あれはきっと、自分が彼を好きだと自覚してからだと思う。
大河の遠慮が、直希にとっては不安で。自分の知らないところで誰かと会ったらどうしようとか、ここ最近では、それこそ実のところにでも逃げ込まれたらとんでもないとか。そんな不安と、とっくに通じている想いなのだからいくらでも期待すればいいだろうという安易な考えで、彼を引き止めていたのだ。
そのことを、直希は思い出して。
「言われてなくても泊まるんだよ」
ぐいぐいと腕を引いて、また早足で歩き出す。
「これからは、俺が“ウチおいで”って言ったら、泊まれってことだから」
「あ、はぁ…」
「つーか、ウチに入った時点で帰さないし」
「え?」
「逆も。大河んチ入った時点で帰らない」
「直希?」
「俺たちこれからは、そういう関係なんだから」
そもそも、いくらだって住み着けばいい。
「だとしても、俺、自分で取りに行くからお前は…」
「ん~でも、気が変わっちゃったら嫌だからね」
今日はそれも無きにしも非ずだと、それは決して過剰な心配ではないと、直希は思う。
大河が“やっぱり実と付き合う”なんて言ってくる可能性も、まだまだ自分を信用していないであろう今日の彼ならありえるし、実は実で、“やっぱりお前にあげるのや~めた”と言い出しかねない。それぐらいには、自分たちの関係がひどく不安定な状態だということを直希は自覚している。
だからそんな可能性とリスクを、しっかり消しておかなければと思うから、
「実んとこに荷物残ってたりしないよね?あるなら一緒に取りに行くけど」
大河が自分のマンションに戻ったことは知りつつも、そう確認をして。
「もしくは、大河の部屋に実の私物とか。それも、一緒に返しに行くけど」
自分が大河のマンションに意図的に着替えや私物を置いたのと同様、そこも確認をした。大河が直希の部屋に私物や着替えを置いていくことは決してしなかったが、それは彼が、直希は自分を好きじゃないと思い込んでいたからだ。実との場合、2人は“前向きな”付き合いをしていたわけだから、事情が違う気がして。
しかし、
「そういう関係では、なかったから」
大河が、きっぱりとそう答えた。正式に付き合っているわけでもないのに、そんな安易なことはしないと。
馴れ合いになるようなことはしない。大河がそういう考えなのは直希も知っているが、実もまた、そういうタイプなのだと直希は理解した。要は、馴れ合いの関係を装って相手に牽制をかけるような、そんなタイプではないと。
『俺はお前とは違う。一緒にするな』
あの一件の夜、実から言われた言葉。確かにそうだと、しみじみと直希は実感した。
それでも大河は、自分を選んでくれた。大人で常識的で知的で寛容、そんな実に想いを告げられても、大河は自分を選んでくれた。自分を好きだと言ってくれた。
たとえ今後、“やっぱり実がいい”と言われても手離す気はないし、そんなことを思わせるようなことのないよう、誠実に向き合っていかなければと、改めて思う。自分が選ばれたことで図に乗ろうものなら、実に即行足元を掬われて終了だ。
だから直希は、
「ごめん変なこと訊いて。それならいいんだ」
心の狭いことばかり言っていたらまた失敗するとばかりに、そこで話題を切った。
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日の落ちかけた夜の道を、2人はそれぞれ自分の車を走らせて。
マンションの駐車場に停めた直希が、マンションの入口付近まで歩いて待っていること数分。いつものコインパーキングに車を停めてきた大河が現れた。
「入ってたらええのに」
わざわざ待ってる必要なんてないだろうと、大河が首を傾げる。そんな彼は、またもや手ぶらだ。
「大河、荷物は?」
「荷物?ああ、車に置いてきたけど」
「何で?」
「何でって……」
逆に何でそれを訊くのかと、その顔は物語っていた。
「洗濯するモンがあるでしょ、汗かいたタオルとか服とか。そのまま放置する気?」
「家で洗うよ」
「ウチで洗えばいいじゃん」
「だって乾かんやろ」
「何で?」
「何でって……」
話が行き違っていることに、大河は気づいていない。
だが直希は、そこに鋭く気づいた。
だから大河の腕を掴んで、彼が来た道を一緒に引き返す。
「え、直希?」
「取りに帰ろう。明日には乾くから」
「明日?」
「泊まるだろ?俺が家に誘った時点で気づくでしょ、そこ。メシ食うだけなら、わざわざ家に呼ばないって」
「でも、別に言われてへんし…」
「……え?」
大河の答えに、彼をぐいぐい引っ張っていた直希は、少しだけ歩みを緩めた。振り返れば、不思議そうに自分を見上げる大河がいる。
そうか、と。
そこで直希は思い立った。
今までは、自分が“泊まれ”と誘って連れ込んできたことを。自分たちが、当たり前のように寝泊まりする間柄ではなかったから。
自分は大河の部屋に上がれば平気で泊まっていったが、確かに大河は、自分の部屋に訪れるときは必ず、事が終われば帰ろうとした。それを直希が“泊まれ”と引き止めれば、素直に泊まる。そんなことを繰り返すうちに、いつの頃からか直希は、彼を誘うときは“泊まれ”という言葉も付け足すようになった。あれはきっと、自分が彼を好きだと自覚してからだと思う。
大河の遠慮が、直希にとっては不安で。自分の知らないところで誰かと会ったらどうしようとか、ここ最近では、それこそ実のところにでも逃げ込まれたらとんでもないとか。そんな不安と、とっくに通じている想いなのだからいくらでも期待すればいいだろうという安易な考えで、彼を引き止めていたのだ。
そのことを、直希は思い出して。
「言われてなくても泊まるんだよ」
ぐいぐいと腕を引いて、また早足で歩き出す。
「これからは、俺が“ウチおいで”って言ったら、泊まれってことだから」
「あ、はぁ…」
「つーか、ウチに入った時点で帰さないし」
「え?」
「逆も。大河んチ入った時点で帰らない」
「直希?」
「俺たちこれからは、そういう関係なんだから」
そもそも、いくらだって住み着けばいい。
「だとしても、俺、自分で取りに行くからお前は…」
「ん~でも、気が変わっちゃったら嫌だからね」
今日はそれも無きにしも非ずだと、それは決して過剰な心配ではないと、直希は思う。
大河が“やっぱり実と付き合う”なんて言ってくる可能性も、まだまだ自分を信用していないであろう今日の彼ならありえるし、実は実で、“やっぱりお前にあげるのや~めた”と言い出しかねない。それぐらいには、自分たちの関係がひどく不安定な状態だということを直希は自覚している。
だからそんな可能性とリスクを、しっかり消しておかなければと思うから、
「実んとこに荷物残ってたりしないよね?あるなら一緒に取りに行くけど」
大河が自分のマンションに戻ったことは知りつつも、そう確認をして。
「もしくは、大河の部屋に実の私物とか。それも、一緒に返しに行くけど」
自分が大河のマンションに意図的に着替えや私物を置いたのと同様、そこも確認をした。大河が直希の部屋に私物や着替えを置いていくことは決してしなかったが、それは彼が、直希は自分を好きじゃないと思い込んでいたからだ。実との場合、2人は“前向きな”付き合いをしていたわけだから、事情が違う気がして。
しかし、
「そういう関係では、なかったから」
大河が、きっぱりとそう答えた。正式に付き合っているわけでもないのに、そんな安易なことはしないと。
馴れ合いになるようなことはしない。大河がそういう考えなのは直希も知っているが、実もまた、そういうタイプなのだと直希は理解した。要は、馴れ合いの関係を装って相手に牽制をかけるような、そんなタイプではないと。
『俺はお前とは違う。一緒にするな』
あの一件の夜、実から言われた言葉。確かにそうだと、しみじみと直希は実感した。
それでも大河は、自分を選んでくれた。大人で常識的で知的で寛容、そんな実に想いを告げられても、大河は自分を選んでくれた。自分を好きだと言ってくれた。
たとえ今後、“やっぱり実がいい”と言われても手離す気はないし、そんなことを思わせるようなことのないよう、誠実に向き合っていかなければと、改めて思う。自分が選ばれたことで図に乗ろうものなら、実に即行足元を掬われて終了だ。
だから直希は、
「ごめん変なこと訊いて。それならいいんだ」
心の狭いことばかり言っていたらまた失敗するとばかりに、そこで話題を切った。
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総もくじ
★PERFECT BLUE:別シリーズ【連載中】

- ┣ はじめに
- ┣ 設定・登場人物
- ┣ Prologue
- ┣ 1幕-1:事前情報
- ┣ 1幕-2:美しい棘
- ┣ 1幕-3:氷の仮面
- ┣ 1幕-4:ダンデライオン
- ┣ 1幕-5:駆け引き
- ┣ 1幕-6:彼の伝説
- ┣ 1幕-7:信じる証
- ┣ 1幕-8:捕われの蜜蜂
- ┣ 2幕-9:決意の夏
- ┣ 2幕-10:つむじ風
- ┣ 2幕-11:ギター弾きとライオン
- ┣ 2幕-12:幼馴染と邪魔者
- ┣ 2幕-13:存在価値
- ┣ 2幕-14:フラッシュバック
- ┣ 2幕-15:カウントダウン
- ┣ 2幕-16:賽は投げられた
- ┣ 3幕-17:三つ巴
- ┣ 3幕-18:矛盾と混乱の心
- ┣ 3幕-19:卑怯者の言い訳
- ┣ 3幕-20:勝負の時
- ┣ 3幕-21:敗者の決意
- ┣ 3幕-22:究極の選択
- ┣ 3幕-23:愛のある場所
- ┣ 4幕-24:知らせ
- ┣ 4幕-25:勝負師
- ┣ 4幕-26:【準備中】
- ┗ 4幕-27:【仮】
総もくじ
短編作品

- ┣ 短編作品カテゴリについて
- ┣ startling news(実×大)
- ┣ アップデート(実×大)
- ┣ 不本意の愛嬌(実×大)
- ┣ 処方箋(春×歩)
- ┣ 2度目の夏(直×大)
- ┣ ヴァーサス(直×大)
- ┣ 警戒と警告(ミックス)
- ┣ 大いなる理由(陸×千)
- ┗ 男心と秋の空(陸&千)
総もくじ
Turning point(直×大)

- ┣ Turning point(直×大)について
- ┣ 1:試合開始
- ┣ 2:タイマン
- ┣ 3:敵は陥落
- ┣ 4:そして長い夜
- ┗ Epilogue~布石~
総もくじ
立ち入り禁止(誠×風)

- ┣ 立ち入り禁止(誠×風)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:危険区域
- ┣ 2:侵入者
- ┣ 3:時限爆弾
- ┣ 4:タイムリミット
- ┣ 5:解除コード
- ┣ 6:答え合わせ
- ┣ 7:心の扉
- ┗ Epilogue~司令塔~
総もくじ
Old flame(実×大)

- ┣ Old flame(実×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:実の噂
- ┣ 2:実の告白
- ┣ 3:大河の噂
- ┣ 4:Call
- ┣ 5:大河の告白
- ┣ 6:An old flame may be rekindled.
- ┣ 7:陸の告白
- ┣ 8:最後の言葉
- ┣ 9:Face To Face
- ┣ 10:Call,Again
- ┣ 11:Don't Disturb
- ┗ Epilogue~招かれざる男~
総もくじ
最愛(直×大)

- ┣ 最愛(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:勝手な男
- ┣ 2:頼みの綱
- ┣ 3:リベンジ
- ┣ 4:暗い日曜日
- ┣ 5:臆病者の嘘
- ┣ 6:2人のラストシーン
- ┣ 7:最愛
- ┣ 8:決意の助走
- ┗ Epilogue~そしてまた始まる~
総もくじ
女は災い(陸×千)

総もくじ
That night(実×大)

総もくじ
パンドラの箱(三角関係)

- ┣ パンドラの箱(三角関係)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:ガラスの絆
- ┣ 2:想定外の温もり
- ┣ 3:パンドラの箱
- ┣ 4:コワレモノ
- ┣ 5:決意と決別
- ┣ 6:強硬手段
- ┣ 7:幸福の選択
- ┣ 8:メビウス・ループ
- ┣ 9:はじめて
- ┣ 10:あるがまま
- ┗ Epilogue~次の強敵~
総もくじ
Hide-and-seek(直×大)

- ┣ Hide-and-seek(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:迫り来る過去
- ┣ 2:Breakdown
- ┣ 3:決戦の日
- ┣ 4:守りたいもの
- ┣ 5:Hide-and-seek
- ┣ 6:氷点下の恋
- ┣ 7:もう一度君に
- ┣ 8:黎明
- ┗ Epilogue~終息の朝~
総もくじ
Engagement(直×大)

総もくじ
アゲイン(陸×千)

- ┣ アゲイン(陸×千)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:疑惑の男
- ┣ 2:あるがままの自分
- ┣ 3:アゲイン
- ┣ 4:手さぐりの夜
- ┗ Epilogue~メンバーの内緒話~
総もくじ
Beyond Silence(W大)

総もくじ
痴話喧嘩(直×大)

- ┣ 痴話喧嘩(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:誇りと不安
- ┣ 2:起爆剤と痴話喧嘩
- ┣ 3:溺愛と協力
- ┣ 4:無自覚と×××
- ┣ 5:話し合いと持久戦
- ┗ Epilogue~翌朝の痴話喧嘩(?)
総もくじ
reward(直×大)

- ┣ reward(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:戻った日常
- ┣ 2:お気に召すまま
- ┣ 3:聖なる夜の思い出
- ┣ 4:reward
- ┗ Epilogue~聖なる朝~
総もくじ
極夜(直×大)

- ┣ 極夜(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:裏切り
- ┣ 2:決心
- ┣ 3:報い
- ┣ 4:極夜
- ┣ 5:決意
- ┣ 6:親愛
- ┣ 7:誓い
- ┗ Epilogue~訪問者~
総もくじ
シンクロニシティ(直×大)

- ┣ シンクロニシティ(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:勘違い
- ┣ 2:恋しい人
- ┣ 3:通り雨
- ┣ 4:シンクロ二シティ
- ┗ Epilogue~敏腕マネージャー?~
総もくじ
Stranger(直×大)

- ┣ Stranger(直×大)について
- ┣ 1:見知らぬ恋人
- ┣ 2:熱い胸騒ぎ
- ┣ 3:独占欲と自覚
- ┣ 4:恋の浸透圧
- ┗ Epilogue~鉢合わせ、再び~
総もくじ
その先へ(直×大)

- ┣ その先へ(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:告白
- ┣ 2:拒絶
- ┣ 3:衝突
- ┣ 4:告白2
- ┣ 5:その先へ
- ┗ Epilogue~ある3人の目撃談~
総もくじ
優しい嘘(直×大)

- ┣ 優しい嘘(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:忠告
- ┣ 2:きっかけ
- ┣ 3:優しい嘘
- ┣ 4:それぞれの言い分
- ┣ 5:熱帯夜
- ┣ 6:陸の言い分
- ┗ Epilogue~はじまりの日~
もくじ
※ごあいさつと注意事項

総もくじ
★PERFECT BLUE:別シリーズ【連載中】

- ┣ はじめに
- ┣ 設定・登場人物
- ┣ Prologue
- ┣ 1幕-1:事前情報
- ┣ 1幕-2:美しい棘
- ┣ 1幕-3:氷の仮面
- ┣ 1幕-4:ダンデライオン
- ┣ 1幕-5:駆け引き
- ┣ 1幕-6:彼の伝説
- ┣ 1幕-7:信じる証
- ┣ 1幕-8:捕われの蜜蜂
- ┣ 2幕-9:決意の夏
- ┣ 2幕-10:つむじ風
- ┣ 2幕-11:ギター弾きとライオン
- ┣ 2幕-12:幼馴染と邪魔者
- ┣ 2幕-13:存在価値
- ┣ 2幕-14:フラッシュバック
- ┣ 2幕-15:カウントダウン
- ┣ 2幕-16:賽は投げられた
- ┣ 3幕-17:三つ巴
- ┣ 3幕-18:矛盾と混乱の心
- ┣ 3幕-19:卑怯者の言い訳
- ┣ 3幕-20:勝負の時
- ┣ 3幕-21:敗者の決意
- ┣ 3幕-22:究極の選択
- ┣ 3幕-23:愛のある場所
- ┣ 4幕-24:知らせ
- ┣ 4幕-25:勝負師
- ┣ 4幕-26:【準備中】
- ┗ 4幕-27:【仮】
もくじ
【設定・登場人物】

もくじ
【ストーリーリスト】

総もくじ
短編作品

- ┣ 短編作品カテゴリについて
- ┣ startling news(実×大)
- ┣ アップデート(実×大)
- ┣ 不本意の愛嬌(実×大)
- ┣ 処方箋(春×歩)
- ┣ 2度目の夏(直×大)
- ┣ ヴァーサス(直×大)
- ┣ 警戒と警告(ミックス)
- ┣ 大いなる理由(陸×千)
- ┗ 男心と秋の空(陸&千)
もくじ
テスト(○×○)【テスト】

総もくじ
Turning point(直×大)

- ┣ Turning point(直×大)について
- ┣ 1:試合開始
- ┣ 2:タイマン
- ┣ 3:敵は陥落
- ┣ 4:そして長い夜
- ┗ Epilogue~布石~
総もくじ
立ち入り禁止(誠×風)

- ┣ 立ち入り禁止(誠×風)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:危険区域
- ┣ 2:侵入者
- ┣ 3:時限爆弾
- ┣ 4:タイムリミット
- ┣ 5:解除コード
- ┣ 6:答え合わせ
- ┣ 7:心の扉
- ┗ Epilogue~司令塔~
総もくじ
Old flame(実×大)

- ┣ Old flame(実×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:実の噂
- ┣ 2:実の告白
- ┣ 3:大河の噂
- ┣ 4:Call
- ┣ 5:大河の告白
- ┣ 6:An old flame may be rekindled.
- ┣ 7:陸の告白
- ┣ 8:最後の言葉
- ┣ 9:Face To Face
- ┣ 10:Call,Again
- ┣ 11:Don't Disturb
- ┗ Epilogue~招かれざる男~
総もくじ
最愛(直×大)

- ┣ 最愛(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:勝手な男
- ┣ 2:頼みの綱
- ┣ 3:リベンジ
- ┣ 4:暗い日曜日
- ┣ 5:臆病者の嘘
- ┣ 6:2人のラストシーン
- ┣ 7:最愛
- ┣ 8:決意の助走
- ┗ Epilogue~そしてまた始まる~
総もくじ
女は災い(陸×千)

総もくじ
That night(実×大)

総もくじ
パンドラの箱(三角関係)

- ┣ パンドラの箱(三角関係)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:ガラスの絆
- ┣ 2:想定外の温もり
- ┣ 3:パンドラの箱
- ┣ 4:コワレモノ
- ┣ 5:決意と決別
- ┣ 6:強硬手段
- ┣ 7:幸福の選択
- ┣ 8:メビウス・ループ
- ┣ 9:はじめて
- ┣ 10:あるがまま
- ┗ Epilogue~次の強敵~
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Hide-and-seek(直×大)

- ┣ Hide-and-seek(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:迫り来る過去
- ┣ 2:Breakdown
- ┣ 3:決戦の日
- ┣ 4:守りたいもの
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- ┣ 6:氷点下の恋
- ┣ 7:もう一度君に
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Engagement(直×大)

総もくじ
アゲイン(陸×千)

- ┣ アゲイン(陸×千)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:疑惑の男
- ┣ 2:あるがままの自分
- ┣ 3:アゲイン
- ┣ 4:手さぐりの夜
- ┗ Epilogue~メンバーの内緒話~
総もくじ
Beyond Silence(W大)

総もくじ
痴話喧嘩(直×大)

- ┣ 痴話喧嘩(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:誇りと不安
- ┣ 2:起爆剤と痴話喧嘩
- ┣ 3:溺愛と協力
- ┣ 4:無自覚と×××
- ┣ 5:話し合いと持久戦
- ┗ Epilogue~翌朝の痴話喧嘩(?)
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reward(直×大)

- ┣ reward(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:戻った日常
- ┣ 2:お気に召すまま
- ┣ 3:聖なる夜の思い出
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- ┗ Epilogue~聖なる朝~
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極夜(直×大)

- ┣ 極夜(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:裏切り
- ┣ 2:決心
- ┣ 3:報い
- ┣ 4:極夜
- ┣ 5:決意
- ┣ 6:親愛
- ┣ 7:誓い
- ┗ Epilogue~訪問者~
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シンクロニシティ(直×大)

- ┣ シンクロニシティ(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:勘違い
- ┣ 2:恋しい人
- ┣ 3:通り雨
- ┣ 4:シンクロ二シティ
- ┗ Epilogue~敏腕マネージャー?~
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Stranger(直×大)

- ┣ Stranger(直×大)について
- ┣ 1:見知らぬ恋人
- ┣ 2:熱い胸騒ぎ
- ┣ 3:独占欲と自覚
- ┣ 4:恋の浸透圧
- ┗ Epilogue~鉢合わせ、再び~
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その先へ(直×大)

- ┣ その先へ(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:告白
- ┣ 2:拒絶
- ┣ 3:衝突
- ┣ 4:告白2
- ┣ 5:その先へ
- ┗ Epilogue~ある3人の目撃談~
総もくじ
優しい嘘(直×大)

- ┣ 優しい嘘(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:忠告
- ┣ 2:きっかけ
- ┣ 3:優しい嘘
- ┣ 4:それぞれの言い分
- ┣ 5:熱帯夜
- ┣ 6:陸の言い分
- ┗ Epilogue~はじまりの日~
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