「Old flame(実×大)」
1:実の噂
Old flame 1-1
【1:実の噂】
2月5日。日曜日。
アイプロ会議室。
「あ~、もうこんな時間かぁ~」
会議を終えて荷物をまとめながら、拓郎が時計を見上げてそう声を漏らした。
バンドの新作アルバムのレコーディングも先日終了し、PR活動に関する打ち合わせと共に、今年はRAGING THIRST正式結成10周年ということでイベントをやろうという話で盛り上がり、終わってみればすっかり遅い時間になっていた。
「結局いまいち決まらなかったしな。明日こそちゃんと決めないとな」
大河も時計を見上げながら、そう言って笑う。そして視線を戻し、実の姿を探して見回した。
今日は2人とも別々の車で来ているし、直希を乗せて帰る約束をしているので、さりげなく声だけでもかけておこうと思ったのだが。
―――あれ?
あれだけ大きければすぐに分かる姿は見えず、そういえばさっき喫茶コーナーへ飲み物か何かを買いにいったままだと気付く。
―――何しとるんやろ?
直希を待たせるわけにもいかないので、
「あれ?大河どこ行くの?」
「ん?ちょっと飲み物買ってくる。待ってて直希」
「俺はコーヒーでいいや。1本でいいよ~」
「はいよ~」
直希とそんな会話を交わし、大河はすぐ近くの喫茶コーナーへと向かった。
残った直希は、彼らしい堂々としたタカり方を笑った拓郎とそのまま話し始めるが、
「おい。大河今、喫茶コーナー行った?」
どうやら事務所内に居たらしき幸田が入り込んできて。
「あ、アキさん。大河?うん、飲み物買いに行ったけど」
「聞いてくれよアキ。直希の奴、大河にパシリとタカりの合わせ技…」
「いやいや、まずいって」
拓郎を遮って、幸田が直希の肩を叩く。
「え?ついでに頼んだだけだよ?そんなタカるとかパシリとか大袈裟…」
「バッ、ちげーよ」
「え?」
「涼太さんと実さんが居るんだってば」
その名前が出た瞬間、拓郎が「あ」と声を出した。
「それはまずいな」
すると直希もハッと気付いて。
「え、あれって…どういう意味なの?」
以前、別の先輩から聞いた話を思い出して、野暮とは分かっていても訊ねた。
当然、幸田と拓郎は呆れた顔をして笑いながら直希を叩く。
「どういうって…そういう意味だろ」
「それしかねぇだろ」
聞くまでも無いだろうと。
そして幸田が、直希の体をくるりとドア方向へ向けた。
「さっき俺も幸樹と喫茶コーナー行こうとしたけど、2人を見て引き返してきたんだよ。それなのに大河でも行ってみろ、バカだから空気読まずに仲間に入っていくぜ?せっかくの限られた時間ぐらい、2人で居させてやれって」
そこまで言われて、直希もやっと"まずい"事情を察した。
「そ、そうだね。行ってきます」
走って出て行く姿を、岡本チーフマネージャーを探してすれ違うように入ってきた陸が、不思議そうに眺める。
「何してんの?アイツ」
指を差しながら幸田と拓郎に訊ねると。
「い、いやぁ…ハハッ。ちょっと、ね?」
不自然極まりない乾いた笑いに、陸はますます怪訝な顔で首をかしげた。
大河が喫茶コーナーに辿り着くと、すぐに目当ての人物と、そしてもう一人が目に入った。
「あれ?涼太さん」
「おお、大河じゃ~ん」
長いすに座って実と話していた人物―――風見涼太が、相変わらず爽やかな美形に笑みを浮かべて手を振ってくる。
実も大河に気付き、「おお」と手を挙げた。
風見は立花兄弟や高瀬マネージャーとはタレント養成所の初期生同士、要は、大河にとっては先輩にあたる人物で、いろいろ可愛がってくれている。しかし、彼も人気俳優として仕事が増えるにつれ、そして大河たちもPOLYGONを結成し名が知られていくにつれ、なかなか会う機会がなくなってしまっていた。
「久しぶりだな。今さ、ちょうど大河の話してたとこだよ」
今年33歳になるとは思えない童顔と相変わらずの美形は健在で、四季も時間も問わず清潔感を醸し出している風見は、「ね?」と実を見上げる。
実はそんな風見に顔を向けると小さく頷いてから、大河を見て微笑んだ。
その光景が……なんとなく、独特で。
「お、俺の話?嫌やなぁ、悪口でしょ、どうせ」
大河は違和感を打ち消すように自販機へ足早に向かい、そこで財布を忘れたことに気付いた。
「あ」
「なんや、金持ってへんのか」
気付いた実が立ち上がって、小銭を出す。
「悪い…2本分、借りれる?」
「は?」
「直希の分も…」
「お前、パシリの分まで俺にたかるんか」
しゃあないヤツやな。実は呆れたようにそう笑って大河の頭を撫で、ちょうど入っていたらしき500円玉をひとつ渡した。
「ごめん。あと…」
「まだあるんかいな」
「腹減ったから…」
「キッ●カット?お釣りで買えるやろ」
「とカ●リーメイト」
「2つ食うんかいな」
自販機の前で1ネタはじまってしまった2人のやりとり。
それを見上げながら風見が楽しそうに笑い、
「相変わらずおねだり上手だね、大河。俺にはやめてよ?断れない自信あるから」
その代名詞を口にすると、大河も思わず笑った。
そのまま実は座らずに大河の隣に立ったまま、3人で和やかに会話をして。
当然大河は、先ほど感じた違和感などすっかり忘れてしまっていた。
だが―――
「大河っ!!」
不意に、大きな声で呼ばれて。
3人が一気に顔を向けた先に居たのは、走ってきたらしき直希だった。
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2月5日。日曜日。
アイプロ会議室。
「あ~、もうこんな時間かぁ~」
会議を終えて荷物をまとめながら、拓郎が時計を見上げてそう声を漏らした。
バンドの新作アルバムのレコーディングも先日終了し、PR活動に関する打ち合わせと共に、今年はRAGING THIRST正式結成10周年ということでイベントをやろうという話で盛り上がり、終わってみればすっかり遅い時間になっていた。
「結局いまいち決まらなかったしな。明日こそちゃんと決めないとな」
大河も時計を見上げながら、そう言って笑う。そして視線を戻し、実の姿を探して見回した。
今日は2人とも別々の車で来ているし、直希を乗せて帰る約束をしているので、さりげなく声だけでもかけておこうと思ったのだが。
―――あれ?
あれだけ大きければすぐに分かる姿は見えず、そういえばさっき喫茶コーナーへ飲み物か何かを買いにいったままだと気付く。
―――何しとるんやろ?
直希を待たせるわけにもいかないので、
「あれ?大河どこ行くの?」
「ん?ちょっと飲み物買ってくる。待ってて直希」
「俺はコーヒーでいいや。1本でいいよ~」
「はいよ~」
直希とそんな会話を交わし、大河はすぐ近くの喫茶コーナーへと向かった。
残った直希は、彼らしい堂々としたタカり方を笑った拓郎とそのまま話し始めるが、
「おい。大河今、喫茶コーナー行った?」
どうやら事務所内に居たらしき幸田が入り込んできて。
「あ、アキさん。大河?うん、飲み物買いに行ったけど」
「聞いてくれよアキ。直希の奴、大河にパシリとタカりの合わせ技…」
「いやいや、まずいって」
拓郎を遮って、幸田が直希の肩を叩く。
「え?ついでに頼んだだけだよ?そんなタカるとかパシリとか大袈裟…」
「バッ、ちげーよ」
「え?」
「涼太さんと実さんが居るんだってば」
その名前が出た瞬間、拓郎が「あ」と声を出した。
「それはまずいな」
すると直希もハッと気付いて。
「え、あれって…どういう意味なの?」
以前、別の先輩から聞いた話を思い出して、野暮とは分かっていても訊ねた。
当然、幸田と拓郎は呆れた顔をして笑いながら直希を叩く。
「どういうって…そういう意味だろ」
「それしかねぇだろ」
聞くまでも無いだろうと。
そして幸田が、直希の体をくるりとドア方向へ向けた。
「さっき俺も幸樹と喫茶コーナー行こうとしたけど、2人を見て引き返してきたんだよ。それなのに大河でも行ってみろ、バカだから空気読まずに仲間に入っていくぜ?せっかくの限られた時間ぐらい、2人で居させてやれって」
そこまで言われて、直希もやっと"まずい"事情を察した。
「そ、そうだね。行ってきます」
走って出て行く姿を、岡本チーフマネージャーを探してすれ違うように入ってきた陸が、不思議そうに眺める。
「何してんの?アイツ」
指を差しながら幸田と拓郎に訊ねると。
「い、いやぁ…ハハッ。ちょっと、ね?」
不自然極まりない乾いた笑いに、陸はますます怪訝な顔で首をかしげた。
大河が喫茶コーナーに辿り着くと、すぐに目当ての人物と、そしてもう一人が目に入った。
「あれ?涼太さん」
「おお、大河じゃ~ん」
長いすに座って実と話していた人物―――風見涼太が、相変わらず爽やかな美形に笑みを浮かべて手を振ってくる。
実も大河に気付き、「おお」と手を挙げた。
風見は立花兄弟や高瀬マネージャーとはタレント養成所の初期生同士、要は、大河にとっては先輩にあたる人物で、いろいろ可愛がってくれている。しかし、彼も人気俳優として仕事が増えるにつれ、そして大河たちもPOLYGONを結成し名が知られていくにつれ、なかなか会う機会がなくなってしまっていた。
「久しぶりだな。今さ、ちょうど大河の話してたとこだよ」
今年33歳になるとは思えない童顔と相変わらずの美形は健在で、四季も時間も問わず清潔感を醸し出している風見は、「ね?」と実を見上げる。
実はそんな風見に顔を向けると小さく頷いてから、大河を見て微笑んだ。
その光景が……なんとなく、独特で。
「お、俺の話?嫌やなぁ、悪口でしょ、どうせ」
大河は違和感を打ち消すように自販機へ足早に向かい、そこで財布を忘れたことに気付いた。
「あ」
「なんや、金持ってへんのか」
気付いた実が立ち上がって、小銭を出す。
「悪い…2本分、借りれる?」
「は?」
「直希の分も…」
「お前、パシリの分まで俺にたかるんか」
しゃあないヤツやな。実は呆れたようにそう笑って大河の頭を撫で、ちょうど入っていたらしき500円玉をひとつ渡した。
「ごめん。あと…」
「まだあるんかいな」
「腹減ったから…」
「キッ●カット?お釣りで買えるやろ」
「とカ●リーメイト」
「2つ食うんかいな」
自販機の前で1ネタはじまってしまった2人のやりとり。
それを見上げながら風見が楽しそうに笑い、
「相変わらずおねだり上手だね、大河。俺にはやめてよ?断れない自信あるから」
その代名詞を口にすると、大河も思わず笑った。
そのまま実は座らずに大河の隣に立ったまま、3人で和やかに会話をして。
当然大河は、先ほど感じた違和感などすっかり忘れてしまっていた。
だが―――
「大河っ!!」
不意に、大きな声で呼ばれて。
3人が一気に顔を向けた先に居たのは、走ってきたらしき直希だった。
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総もくじ
★PERFECT BLUE:別シリーズ【連載中】

- ┣ はじめに
- ┣ 設定・登場人物
- ┣ Prologue
- ┣ 1幕-1:事前情報
- ┣ 1幕-2:美しい棘
- ┣ 1幕-3:氷の仮面
- ┣ 1幕-4:ダンデライオン
- ┣ 1幕-5:駆け引き
- ┣ 1幕-6:彼の伝説
- ┣ 1幕-7:信じる証
- ┣ 1幕-8:捕われの蜜蜂
- ┣ 2幕-9:決意の夏
- ┣ 2幕-10:つむじ風
- ┣ 2幕-11:ギター弾きとライオン
- ┣ 2幕-12:幼馴染と邪魔者
- ┣ 2幕-13:存在価値
- ┣ 2幕-14:フラッシュバック
- ┣ 2幕-15:カウントダウン
- ┣ 2幕-16:賽は投げられた
- ┣ 3幕-17:三つ巴
- ┣ 3幕-18:矛盾と混乱の心
- ┣ 3幕-19:卑怯者の言い訳
- ┣ 3幕-20:勝負の時
- ┣ 3幕-21:敗者の決意
- ┣ 3幕-22:究極の選択
- ┣ 3幕-23:愛のある場所
- ┣ 4幕-24:知らせ
- ┣ 4幕-25:勝負師
- ┣ 4幕-26:【準備中】
- ┗ 4幕-27:【仮】
総もくじ
短編作品

- ┣ 短編作品カテゴリについて
- ┣ startling news(実×大)
- ┣ アップデート(実×大)
- ┣ 不本意の愛嬌(実×大)
- ┣ 処方箋(春×歩)
- ┣ 2度目の夏(直×大)
- ┣ ヴァーサス(直×大)
- ┣ 警戒と警告(ミックス)
- ┣ 大いなる理由(陸×千)
- ┗ 男心と秋の空(陸&千)
総もくじ
Turning point(直×大)

- ┣ Turning point(直×大)について
- ┣ 1:試合開始
- ┣ 2:タイマン
- ┣ 3:敵は陥落
- ┣ 4:そして長い夜
- ┗ Epilogue~布石~
総もくじ
立ち入り禁止(誠×風)

- ┣ 立ち入り禁止(誠×風)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:危険区域
- ┣ 2:侵入者
- ┣ 3:時限爆弾
- ┣ 4:タイムリミット
- ┣ 5:解除コード
- ┣ 6:答え合わせ
- ┣ 7:心の扉
- ┗ Epilogue~司令塔~
総もくじ
Old flame(実×大)

- ┣ Old flame(実×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:実の噂
- ┣ 2:実の告白
- ┣ 3:大河の噂
- ┣ 4:Call
- ┣ 5:大河の告白
- ┣ 6:An old flame may be rekindled.
- ┣ 7:陸の告白
- ┣ 8:最後の言葉
- ┣ 9:Face To Face
- ┣ 10:Call,Again
- ┣ 11:Don't Disturb
- ┗ Epilogue~招かれざる男~
総もくじ
最愛(直×大)

- ┣ 最愛(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:勝手な男
- ┣ 2:頼みの綱
- ┣ 3:リベンジ
- ┣ 4:暗い日曜日
- ┣ 5:臆病者の嘘
- ┣ 6:2人のラストシーン
- ┣ 7:最愛
- ┣ 8:決意の助走
- ┗ Epilogue~そしてまた始まる~
総もくじ
女は災い(陸×千)

総もくじ
That night(実×大)

総もくじ
パンドラの箱(三角関係)

- ┣ パンドラの箱(三角関係)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:ガラスの絆
- ┣ 2:想定外の温もり
- ┣ 3:パンドラの箱
- ┣ 4:コワレモノ
- ┣ 5:決意と決別
- ┣ 6:強硬手段
- ┣ 7:幸福の選択
- ┣ 8:メビウス・ループ
- ┣ 9:はじめて
- ┣ 10:あるがまま
- ┗ Epilogue~次の強敵~
総もくじ
Hide-and-seek(直×大)

- ┣ Hide-and-seek(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:迫り来る過去
- ┣ 2:Breakdown
- ┣ 3:決戦の日
- ┣ 4:守りたいもの
- ┣ 5:Hide-and-seek
- ┣ 6:氷点下の恋
- ┣ 7:もう一度君に
- ┣ 8:黎明
- ┗ Epilogue~終息の朝~
総もくじ
Engagement(直×大)

総もくじ
アゲイン(陸×千)

- ┣ アゲイン(陸×千)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:疑惑の男
- ┣ 2:あるがままの自分
- ┣ 3:アゲイン
- ┣ 4:手さぐりの夜
- ┗ Epilogue~メンバーの内緒話~
総もくじ
Beyond Silence(W大)

総もくじ
痴話喧嘩(直×大)

- ┣ 痴話喧嘩(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:誇りと不安
- ┣ 2:起爆剤と痴話喧嘩
- ┣ 3:溺愛と協力
- ┣ 4:無自覚と×××
- ┣ 5:話し合いと持久戦
- ┗ Epilogue~翌朝の痴話喧嘩(?)
総もくじ
reward(直×大)

- ┣ reward(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:戻った日常
- ┣ 2:お気に召すまま
- ┣ 3:聖なる夜の思い出
- ┣ 4:reward
- ┗ Epilogue~聖なる朝~
総もくじ
極夜(直×大)

- ┣ 極夜(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:裏切り
- ┣ 2:決心
- ┣ 3:報い
- ┣ 4:極夜
- ┣ 5:決意
- ┣ 6:親愛
- ┣ 7:誓い
- ┗ Epilogue~訪問者~
総もくじ
シンクロニシティ(直×大)

- ┣ シンクロニシティ(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:勘違い
- ┣ 2:恋しい人
- ┣ 3:通り雨
- ┣ 4:シンクロ二シティ
- ┗ Epilogue~敏腕マネージャー?~
総もくじ
Stranger(直×大)

- ┣ Stranger(直×大)について
- ┣ 1:見知らぬ恋人
- ┣ 2:熱い胸騒ぎ
- ┣ 3:独占欲と自覚
- ┣ 4:恋の浸透圧
- ┗ Epilogue~鉢合わせ、再び~
総もくじ
その先へ(直×大)

- ┣ その先へ(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:告白
- ┣ 2:拒絶
- ┣ 3:衝突
- ┣ 4:告白2
- ┣ 5:その先へ
- ┗ Epilogue~ある3人の目撃談~
総もくじ
優しい嘘(直×大)

- ┣ 優しい嘘(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:忠告
- ┣ 2:きっかけ
- ┣ 3:優しい嘘
- ┣ 4:それぞれの言い分
- ┣ 5:熱帯夜
- ┣ 6:陸の言い分
- ┗ Epilogue~はじまりの日~
もくじ
※ごあいさつと注意事項

総もくじ
★PERFECT BLUE:別シリーズ【連載中】

- ┣ はじめに
- ┣ 設定・登場人物
- ┣ Prologue
- ┣ 1幕-1:事前情報
- ┣ 1幕-2:美しい棘
- ┣ 1幕-3:氷の仮面
- ┣ 1幕-4:ダンデライオン
- ┣ 1幕-5:駆け引き
- ┣ 1幕-6:彼の伝説
- ┣ 1幕-7:信じる証
- ┣ 1幕-8:捕われの蜜蜂
- ┣ 2幕-9:決意の夏
- ┣ 2幕-10:つむじ風
- ┣ 2幕-11:ギター弾きとライオン
- ┣ 2幕-12:幼馴染と邪魔者
- ┣ 2幕-13:存在価値
- ┣ 2幕-14:フラッシュバック
- ┣ 2幕-15:カウントダウン
- ┣ 2幕-16:賽は投げられた
- ┣ 3幕-17:三つ巴
- ┣ 3幕-18:矛盾と混乱の心
- ┣ 3幕-19:卑怯者の言い訳
- ┣ 3幕-20:勝負の時
- ┣ 3幕-21:敗者の決意
- ┣ 3幕-22:究極の選択
- ┣ 3幕-23:愛のある場所
- ┣ 4幕-24:知らせ
- ┣ 4幕-25:勝負師
- ┣ 4幕-26:【準備中】
- ┗ 4幕-27:【仮】
もくじ
【設定・登場人物】

もくじ
【ストーリーリスト】

総もくじ
短編作品

- ┣ 短編作品カテゴリについて
- ┣ startling news(実×大)
- ┣ アップデート(実×大)
- ┣ 不本意の愛嬌(実×大)
- ┣ 処方箋(春×歩)
- ┣ 2度目の夏(直×大)
- ┣ ヴァーサス(直×大)
- ┣ 警戒と警告(ミックス)
- ┣ 大いなる理由(陸×千)
- ┗ 男心と秋の空(陸&千)
もくじ
テスト(○×○)【テスト】

総もくじ
Turning point(直×大)

- ┣ Turning point(直×大)について
- ┣ 1:試合開始
- ┣ 2:タイマン
- ┣ 3:敵は陥落
- ┣ 4:そして長い夜
- ┗ Epilogue~布石~
総もくじ
立ち入り禁止(誠×風)

- ┣ 立ち入り禁止(誠×風)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:危険区域
- ┣ 2:侵入者
- ┣ 3:時限爆弾
- ┣ 4:タイムリミット
- ┣ 5:解除コード
- ┣ 6:答え合わせ
- ┣ 7:心の扉
- ┗ Epilogue~司令塔~
総もくじ
Old flame(実×大)

- ┣ Old flame(実×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:実の噂
- ┣ 2:実の告白
- ┣ 3:大河の噂
- ┣ 4:Call
- ┣ 5:大河の告白
- ┣ 6:An old flame may be rekindled.
- ┣ 7:陸の告白
- ┣ 8:最後の言葉
- ┣ 9:Face To Face
- ┣ 10:Call,Again
- ┣ 11:Don't Disturb
- ┗ Epilogue~招かれざる男~
総もくじ
最愛(直×大)

- ┣ 最愛(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:勝手な男
- ┣ 2:頼みの綱
- ┣ 3:リベンジ
- ┣ 4:暗い日曜日
- ┣ 5:臆病者の嘘
- ┣ 6:2人のラストシーン
- ┣ 7:最愛
- ┣ 8:決意の助走
- ┗ Epilogue~そしてまた始まる~
総もくじ
女は災い(陸×千)

総もくじ
That night(実×大)

総もくじ
パンドラの箱(三角関係)

- ┣ パンドラの箱(三角関係)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:ガラスの絆
- ┣ 2:想定外の温もり
- ┣ 3:パンドラの箱
- ┣ 4:コワレモノ
- ┣ 5:決意と決別
- ┣ 6:強硬手段
- ┣ 7:幸福の選択
- ┣ 8:メビウス・ループ
- ┣ 9:はじめて
- ┣ 10:あるがまま
- ┗ Epilogue~次の強敵~
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Hide-and-seek(直×大)

- ┣ Hide-and-seek(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:迫り来る過去
- ┣ 2:Breakdown
- ┣ 3:決戦の日
- ┣ 4:守りたいもの
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- ┣ 6:氷点下の恋
- ┣ 7:もう一度君に
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- ┗ Epilogue~終息の朝~
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Engagement(直×大)

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アゲイン(陸×千)

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- ┣ Prologue
- ┣ 1:疑惑の男
- ┣ 2:あるがままの自分
- ┣ 3:アゲイン
- ┣ 4:手さぐりの夜
- ┗ Epilogue~メンバーの内緒話~
総もくじ
Beyond Silence(W大)

総もくじ
痴話喧嘩(直×大)

- ┣ 痴話喧嘩(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:誇りと不安
- ┣ 2:起爆剤と痴話喧嘩
- ┣ 3:溺愛と協力
- ┣ 4:無自覚と×××
- ┣ 5:話し合いと持久戦
- ┗ Epilogue~翌朝の痴話喧嘩(?)
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reward(直×大)

- ┣ reward(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:戻った日常
- ┣ 2:お気に召すまま
- ┣ 3:聖なる夜の思い出
- ┣ 4:reward
- ┗ Epilogue~聖なる朝~
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極夜(直×大)

- ┣ 極夜(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:裏切り
- ┣ 2:決心
- ┣ 3:報い
- ┣ 4:極夜
- ┣ 5:決意
- ┣ 6:親愛
- ┣ 7:誓い
- ┗ Epilogue~訪問者~
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シンクロニシティ(直×大)

- ┣ シンクロニシティ(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:勘違い
- ┣ 2:恋しい人
- ┣ 3:通り雨
- ┣ 4:シンクロ二シティ
- ┗ Epilogue~敏腕マネージャー?~
総もくじ
Stranger(直×大)

- ┣ Stranger(直×大)について
- ┣ 1:見知らぬ恋人
- ┣ 2:熱い胸騒ぎ
- ┣ 3:独占欲と自覚
- ┣ 4:恋の浸透圧
- ┗ Epilogue~鉢合わせ、再び~
総もくじ
その先へ(直×大)

- ┣ その先へ(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:告白
- ┣ 2:拒絶
- ┣ 3:衝突
- ┣ 4:告白2
- ┣ 5:その先へ
- ┗ Epilogue~ある3人の目撃談~
総もくじ
優しい嘘(直×大)

- ┣ 優しい嘘(直×大)について
- ┣ Prologue
- ┣ 1:忠告
- ┣ 2:きっかけ
- ┣ 3:優しい嘘
- ┣ 4:それぞれの言い分
- ┣ 5:熱帯夜
- ┣ 6:陸の言い分
- ┗ Epilogue~はじまりの日~
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